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商品説明
御親征行幸中行在所日誌・第一から第七と復古論/慶応4(1868)年3月25日/鳥羽・伏見の戦い後の明治天皇による大坂行幸/大坂遷都論への対策
御親征行幸中行在所日誌・ごしんせいぎょうこうちゅう あんざいしょにっし・第一から第七と復古論第一と第二を収録 合本 厚さ約2cm 官版 (御用御書物所)村上勘兵衛・井上治兵衛 残存部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
御親征行幸とは、大坂行幸のことである。慶応4年3月21日に御所を発し、49日間に及ぶ行幸であった。本資料は、その行程を記した日誌の一部を書き写したものであり、3月25日に北御堂(本願寺津村別院、資料では西本願寺と表記、現大阪府大阪市)を行在所とした際、そこに至るまでの行列順が記されている。
下野高徳藩の戸田大和守(忠至)(1809-1883)を先達に、先陣の最初に記されている近江水口藩の加藤能登守(明実)(1848-1906)が率いた。明治天皇の乗る神輿は葱華輦であり、前後を三条大納言(実美)(1837-1891)と中山前大納言(忠能)(1809-1888)が固めている。
北御堂への移動の際には、石清水八幡宮と難宗寺(現大阪府守口市)に宿泊した。また、到着翌日の3月26日には天保山沖の海軍を御親閲する予定であることが記されている。
徳川慶喜の大政奉還により王政復古となり、慶応四年三月一二日、明治天皇(一六歳)は京都御所を出発され、長い行列で大坂へ、翌二三日、行在所にあてられた西本願寺北御堂津村別院へお着きになり、以後四四日間毎日大坂各地を行幸された。
この長い御滞在は一つには大坂遷都論への対策と当時日本一の経済都市大坂を徳川側より、新政府側へ傾斜させる策があったのであろう。明治天皇は連日大坂各地を詳しく視察され、この度の政変で街に溢れる難民や病人の姿に深く心を傷められ、病人救済の御沙汰を賜り、その翌日、京都へお帰りになった。
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